カテゴリー: ひとり旅

白いオオカミと記憶の中の犬

本物のオオカミさんを一度は見て見たい。
でも、写真とか動画だけじゃ物足りないし…
いーこと思いついた・・・!

ということで今日は暇つぶしにフラッと東山動植物園へ行ってきた。
まあ今日はほぼオオカミさん目当てだけど。

…とはいえ動物園に行くこと自体が超がつくほど久しぶりだし、
一人だし、ゆっくり回りたいところ。

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コモドオオトカゲに、カピバラに、ユキヒョウ・・・
うーん、なんか画面の中でしか見たことない動物を生で見るとやっぱり感動するね。

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植物園の方は動物園側の喧騒から打って変わっては静かな空気が流れてる。

道中の移植された合掌造りの民間の展示物もいいね。
実際に中に入ったり縁側で座ってくつろぐこともできちゃう。

茶釜

なんと民間の中には昔話でしか見たことない囲炉裏と茶釜が・・・!
室内は純粋な木材の香りが漂っててまた落ち着く。

と、軽く散策したので本命を見にアメリカゾーンに行くとしますか⇒

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あ、いるじゃん・・・

「これが本物のオオカミか!」
・・・ってテンション上げたい所なんだけどね、実物拝むの初めてだし。
でもなんかね、パッと最初見た時、初めて会った感じがあんまりしなかったのよね。

「ん?、なんか見たことあるぞこのワンちゃん」って。オオカミなのに。
よーくお顔を観察してみたら
鼻の色とか目元の感じとか、全体の雰囲気に見覚えあってさ。

極めつけに、柵に近づくとひょっこり顔を出して近くに来てくれて
たまに視線をこっち側に向けながら近くをウロウロしてまた
宿舎の中に戻ってって、また近くに来て目の前歩いてって・・・

「あ、これ昔おばあちゃん家で飼ってたチロだわ」

・・・いや、実際は全然違うんだけどさ。名前も種も生い立ちも。
フォルムは完全にがっしりしたオオカミで、
悠々と歩く姿は強者そのものでカッコよかったんだけどね。
初めて出会った感じがしなかったのは...
どうやら古い思い出の中に隠れてたチロの姿が
このオオカミさんと重なったからみたい。

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えーっと、チロは雑種犬でサイズも大型犬くらいだったんだけどね、
いてもが本当に幼い頃に旅立っちゃったから記憶はほんのり残ってる程度なんだけど、
優しくて穏やかな犬だったことだけはずっと覚えてる。

体毛の白色と鼻の色はほぼ同じで、
横顔のマズルの感じもまさに写真の感じで、
撫でると穏やかそうな瞳でうっとりして、
んで近づこうとすると犬小屋からひょっこり顔を出して近くをウロウロしだしてさ。

・・・あのオオカミさん、雰囲気がチロそのものだったな…;;

オオカミさん見て新しい刺激もらっちゃおってオオカミ舎に近づいたら
まさかね、ぶわっ…とノスタルジーで溢れかえる感覚を植え付けられるとはね…。

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あ、今日の思い出にお土産としてミニサイズのオオカミのぬいぐるみ購入した。
とっても可愛い。

最後、帰る前に挨拶がてらもう一度オオカミ舎に立ち寄ったら
やっぱりまた顔を出して目の前を悠々と歩いてくれてさ…。
立ち寄った時はガラガラだったのに同時にまた人も集まりだしちゃったから
ゆっくり眺めるわけにもいかないしで、名残惜しくもお別れした。

───今日はありがとうね。

あのオオカミさん、チロの生まれ変わりだったりして・・・

っていう冗談はさておき。
色んな動物を生でじっくり観察できる動物園はやっぱり楽しいね。
しかもここ、植物園も併設してるから正直一日中歩き回っても飽きない。
今度は植物園目当てできても面白そう。

それと今度は真っ白なオオカミさんじゃなくてオーソドックスなグレーの毛並みの
オオカミさんを見てみたいもんだね。

・・・お土産で購入したぬいぐるみ、
チロと重なった白いオオカミさんとの思い出とともに
お守りとして大事にしようかね…。

それでは、またねノシ

水の都でお花見

この季節、本当に良いですよね。世界が彩られていく感じがして。

てなわけで今日は桜も満開を迎えてるっぽいし
お花見がてら『大垣船町川湊』を散歩していこうかなって思います。

⇒ではさっそく

ほい、岐阜県大垣市にやって来ました~。

おや、さっそく面白そうな看板が。
えーっとなになに…

何やらここ大垣市は天然の地下水が張り巡らされた水の都みたい。

なるほど、確かにあちこちに湧き水が・・・!

う~ん、素敵な場所ですねえ~。映画の世界に迷い込んだみたい。
夏場とか涼しげで良さそうですね。若干まだ肌寒さも感じるのでアレですが…。

ま、駅周辺でウロウロしててもしょうがないんで目的地に向かいましょうか⇒

郭町に入ると多くの商店街と高層ビルが立ち並んでなんとも街並みが賑やかで~・・・
ってあれ?
街の規模の割に人の気配がしないぞ。週末なのに…。
シャッター閉まってるお店も多いし。

なんだかゴーストタウンに来ちゃったみたい(笑)

まあ、ちらほら自転車で移動している方もいらっしゃるみたいですけどね。
自転車の方多めに見受けられるのと関係あるのか不明ですがこんなのも・・・

自転車専用横断歩道

初めて見ました。自転車専用なんてあるんですね~
街が推進してるんですかね?エコとかで。

う~ん、なんだか不思議な街だ・・・。

さ、気を取り直して目的の場所に向かいましょうかね。

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というわけでやっとこさ到着しました。
ここまで来ると観光客の方々が多く見受けられますね。

はい、なんとここがかの有名な奥の細道の旅の終着点だそうです。
いてもは無教養なので奥の細道をよく知らないのですが
(あ、学校で習ったことはあるかも…、う~ん覚えてないな…。

あ、松尾芭蕉は分かります。俳句の人ですよね。

・・・

まあね、今日はね、桜の景色を見に来ただけなんでね。

うん、期待通りこちらも満開ですね。
河川と真っ赤な橋とのコントラストも美しい。
日本の春を象徴したような景色だね。

流石国指定の景勝地に選定されてるだけのことはある。

桜の花も綺麗ですね。例年のごとく。

お、あっちにはシダレザクラも咲いてるぞ。

このお花の感じだとちょうど咲き始めたところかな?

見頃に来れて良かったな…。

帰り道も水道沿いに歩けば風情ある水の都の風景を楽しめて飽きないです。
うん、やっぱまだ寒い。夏にも来てみたいかも。

揖斐川

さて、松尾芭蕉の旅の終着点に思いを馳せながら、水の都に別れを告げましょうかね。

ではまた。ノシ